審美歯科aesthetic
「美しさ」×「健康」を両立する治療方針
審美歯科は、見た目を整えるだけの治療ではありません。噛む・話す・清掃しやすいといった機能面を損なうと、長期的には再治療を招きます。当院は、口腔全体の診査に基づき、削る量を最小限に抑え、歯周組織と咬合(かみ合わせ)を考慮した設計で、自然で調和の取れた口元を目指します。治療の品質は、歯科医師の診断力・形成精度と、歯科技工士の造形・色調再現力の総合力で決まります。
審美治療でできること
- 金属修復の白色化:金属の詰め物・被せ物を、セラミック/ジルコニアへ置換し、自然な透過感と清潔感を回復します。
- 色・形・ラインの調整:前歯部では、歯の長さ・幅・先端のラインを微調整。症例により“すき間(正中離開など)”の改善にも対応します。
- 清掃性と耐久性の両立:見た目だけでなく、磨きやすい形態・辺縁適合を重視し、長く良い状態を保てる設計を行います。
歯科技工所との連携
当院は歯科技工所を連携し、セラミック/ジルコニアを専門とする歯科技工士と相談を重ねた上、作製します。
- 診療室と技工室が常時フィードバック可能
- 症例に応じて色合わせを丁寧に行います
- 口腔内写真・模型・咬合情報をもとに、個別最適な設計を実現
外注中心の体制に比べ、適合精度・色調再現・納期調整の面で高い一体感が得られます。
治療の流れ
- カウンセリング
ご希望(色・形・見せ方)、治療範囲、費用・回数の目安を共有。必要に応じ写真・模型・仮想ワックスアップを用い最終像を可視化します。 - 形成/前処置
被せ物の厚みに必要な最小量で歯を整え、旧修復物やう蝕を除去。神経治療や土台再構築が必要な歯は先行して精密治療を行います。 - 仮歯(プロビジョナル)
審美域では仮歯で長さ・幅・発音・唇との関係を調整。清掃性・歯肉ラインの安定を確認します。 - 精密印象・色合わせ
変形の少ないシリコン印象材や光学印象を使用。約20色のシェードに加え、マルチレイヤー設計・表面ステインで個々の質感を再現します。 - 装着・最終調整
咬合・隣接接触を微調整し、接着操作で装着。装着後はホームケア指導と定期メンテナンスへ移行します。
材料と特性(要点)
- セラミック:高い透明感と色調再現。前歯・小臼歯に適し、金属アレルギーの懸念なし。
- ジルコニア:強度に優れ、臼歯部やブリッジにも適応。近年は審美性の高い多層ジルコニアも選択可能。
どちらも適合性・接着性に優れ二次う蝕リスクを抑えやすいのが利点です。選択は部位・咬合力・審美要求度で決定します。
安全性と限界、リスクの説明
- 削る量:審美的利益と歯質保存のバランスを必ず提示します。
- 歯髄リスク:深いう蝕や再形成ではしみ・歯髄炎の可能性があり、神経治療へ移行する場合があります。
- 歯肉退縮・ブラックトライアングル:歯周組織の状態により、隣接歯間の黒い空隙が生じる場合があります。
- 破損・脱離:強い咬合・歯ぎしりでチッピングや脱離の可能性。ナイトガードを推奨することがあります。
- 長期安定条件:定期メンテナンスと正しい清掃が不可欠です。


